テレビが急に映らなくなった場合、大半はテレビ本体や配線などの問題が原因ですがテレビアンテナや分配器などの周辺機器が故障してしまっている場合もあります。
この記事ではテレビが映らなくなった時の原因と対処方法をまとめました。
テレビが映らなくてお困りの方は参考にしてみてください。
目次
テレビが映らなくなった原因は?
テレビが映らなくなった場合、以下の2種類の可能性が考えられます。
- テレビ本体が原因
- テレビアンテナなど周辺機器が原因
家の中に複数台のテレビがある場合、すべてのテレビの映像の映りが悪かったり映らなかったりする場合はテレビアンテナや周辺機器の故障が考えられます。
逆に1台でも綺麗に映っているのならテレビ本体や周辺の配線などが原因です。
テレビアンテナ以外に故障がある場合の対処方法
テレビアンテナ以外に問題があってテレビが映らない場合は自分で簡単に対処出来る場合があります。
テレビが全く映らない場合は、テレビ本体の電源、テレビとテレビ端子までに他の機器がある場合はその機器の電源がしっかり入っているかを確認してみましょう。また主電源がついているかも確認してみてください。
テレビの電源は入っているのに映像が映らない場合は、チャンネル設定や入力切り替え(テレビ/ビデオ1/ビデオ2/HDMI等)を今一度確認してみてください。
(チャンネル設定や入力切替は各メーカにより異なります。お手持ちのテレビの説明書をご覧ください。)
テレビにエラーメッセージやエラーコードが表示されている場合は、表示された内容ごとに対処方法が異なります。以下の表から表示されたエラーコードの原因と対処方法を確認してみてください。
エラーコード | 原因 | 対処方法 |
E100 E101 E102 |
B-CASカード関連 | B-CASカードが挿入されているか、また向きが間違っていないか確認してください。 ゴミなどがついている場合は濡れていない柔らかい布で拭いて挿入してください。 |
E103 E200 E203 E204 E205 |
受信できないチャンネルのため | 放送がされていないチャンネルもしくはそのチャンネルが有料放送で契約していないので受信できないチャンネルです。 契約しているのに視聴できない場合は、各放送局にお問い合わせください。 |
E201 | (天候による)受信レベルの低下のため | 雨などで電波が弱くなった際に表示されます。 映像は表示されますが、画質や音質が悪くなります。 電波が安定するまで待つしかありません。 またテレビアンテナの向きが変わってしまった場合など、電波がうまく拾えなくなった場合に表示されることもあります。 |
E400 E402 |
放送局側に原因があるため | 受信している機器に問題はありませんが、中継局からの通信に何かしらの問題がある場合に表示されます。 別のチャンネルに一度変更してから再度表示したり、少し時間を置くことにより改善されます。 |
E202 E209 |
テレビやアンテナの損傷や故障が原因のため | 受信している機器に問題がある場合に表示されます。 配線の切断や抜けていないかを確認し、それらにも異常がない場合はアンテナやブースターなどの故障が考えられます。 |
テレビアンテナが壊れる原因
自宅にあるテレビすべてが映らなくなってしまっている場合やテレビにエラーコードE201・E202・E209が表示されている場合などは、テレビアンテナや周辺機器の故障が考えられます。テレビアンテナが壊れる原因をいくつかご紹介します。
雷によるテレビアンテナの故障
落雷による被害は建物などに直接雷が落ちる「直撃雷」と、近くに落った雷によって被害が出る「誘導雷」とあります。
直撃雷はもちろんのこと誘導雷でも電源をつないでいた自宅の電化製品が故障してしまう可能性は非常に高いです。
鳥によるテレビアンテナの被害
魚の骨のような形をした八木式アンテナは安く手に入るので費用を抑えたい方に人気ですが、鳥による被害を受ける可能性があります。
鳥がアンテナに止まったり飛び立つ振動などで徐々にアンテナの取り付けが緩んでしまい、アンテナの向きが変わってしまってテレビが映らなくなってしまう場合や、珍しいケースですがアンテナそのものが破損してしまう場合もあります。
台風や強風によるテレビアンテナの故障
台風や強風の影響でテレビアンテナが傾いたり、倒れてしまう場合があります。またアンテナが倒れていなくてもアンテナの向きがずれてしまって映像に支障が出ている場合もあります。風で飛ばされてきた物体が衝突する事により破損してしまうケースもありえます。
台風が来ている状況では、大雨の影響で電波の受信環境が悪くなりテレビの映りが悪い場合もありますが、台風が通過して晴れわたっても引き続きテレビの映りが悪いときはテレビアンテナの状況を確認してみてください。
アンテナの寿命による故障
テレビアンテナの寿命は約10年と言われています。ですが海の近くは潮風による影響、雪国では雪の負荷などでアンテナの寿命が短くなりやすいと言われており住んでいる地域の環境などで変わってきます。
アンテナ自体に問題がなくても、周辺機器の劣化で電波を受信できなくなる場合もあります。
またアンテナや周辺機器が錆びてしまうと台風などで折れやすくなってしまいますので注意が必要です。
テレビアンテナの故障は自分で治せる?
テレビが映らなくなった原因がテレビアンテナにある場合、
「アンテナの向きを調整すれば映るんじゃないか」
「倒れたアンテナを取り付ければいいんじゃないか」
と自分でテレビアンテナの修理を考える方もいますが、素人が向きの調整や取り付けなどテレビアンテナの修理をするのはおすすめできません。
まずは保証期間と保険を確認
屋根から落ちて怪我をする等リスクが高いので、まずは取り付けたアンテナ工事業者に相談してみるといいでしょう。その際は保証期間と保証の対象なのかも忘れずに確認しましょう。
また台風や雷などの自然災害が原因でのテレビアンテナの故障は、火災保険の対象となる場合があります。保険会社によって鳥害も保険の対象になるなど適用条件は異なりますので、火災保険に加入している方は修理前に保険の対象か保険会社に確認するのを強くおすすめします。
取り付け時・修理時ともに業者選びが大切
壊れた原因が取り付けたテレビアンテナ業者の保証の対象外だった場合、取り付けたアンテナ工事業者に修理を依頼しても良いですが壊れた原因が落雷や台風、鳥害などいわゆる不確定要素以外でアンテナが壊れた場合には、取り付けたテレビアンテナ業者の技術がなかったり最悪の場合初めから壊れやすいように設置しておいて修理費で利益を上げる悪徳業者の可能性もあります。
アンテナ修理費用の相場やアンテナ修理を依頼する前に確認しておきたいことは「愛知(名古屋)のテレビアンテナの修理・取替えの費用の相場は?」でまとめていますので、実際にアンテナの修理が必要になった方は一度確認してみてください。
また優良アンテナ工事業者の選び方や愛知(名古屋)でおすすめのアンテナテレビ業者については以下の記事でご紹介していますので、テレビアンテナの修理を検討している方はそちらも参考にしてみてください。
